体内時計を元に戻すには
体内時計が毎日リセットされる仕組みを作ることが大切です
体内時計は
外部の光に反応して機能する性質をもっています。
目から受ける光の刺激が一番最初に伝わる脳の視交叉上核という場所に、
体内時計を司る神経回路があるのです。
この神経は、日の出の太陽と同じくらいの
2,500ルクス以上の光に反応するようにできています。
この働きによって、人の体は朝陽の光を浴びることで
体内時計をリセットする(=昼間は活動して夜自然と眠くなる)ようになっています。
朝日を浴びる
たとえ、曇り空でも1万ルクスはあるので、
朝は、できればベランダなどに出て思いっきり朝の太陽を浴びましょう
最低でもカーテンを開け日の光を浴びることが大切です
起床時間を同じにする
生活習慣を規則正しくしようと思ったら、まず「早起き」をしましょう。
朝に太陽の光を浴びて体内時計が修正されると、
そこから約15時間後に、睡眠を誘発するメラトニンというホルモンが分泌されます。
つまり早起きをすれば、自動的に15時間後にはメラトンの分泌により睡眠が誘発されます。
体内時計のリセットには 早寝よりも 早起きのほうが効果的です
夜は暗さと静けさを
睡眠を誘発してくれるホルモンのメラトニンは
周囲が暗くなると分泌量が多くなります。
そして昼間の喧騒状態から夜の静寂環境に持ってくる事で 心もリラックスでき、
体もスムーズに休息状態に入っていけます
食事時間を同じにする
人間の体にとって空腹の時間がとても大切です。
なぜなら、
飢餓状態の時間が長いほど、体内時計の針を合わせる効果は高くなるからです
とくに夕食から朝食までの時間は
生活の中で最も長い空腹期間となるので
ここで しっかりと空腹になっておくことが大切です。
毎朝規則正しく同じ時間に朝食を食べることで体内時計が修正されます
良い眠りと、起きてからの活発な生活のためには、
体内時計を整える食事をおろそかにしてはいけません
このような働きがあるため、
食事というのは何を食べるか?
はもちろんとても大切なことですが、
それと同じくらいに、
いつも規則正しい時間に食べるということも
健康にとって重要なのです。