私たちは朝になると目が覚め
日中は活動し 夜暗くなると眠くなるという
生活のリズムを繰り返しています
このリズムを形成するのに
ホルモンが大きく働いています
睡眠に関係が深いものに
成長ホルモン、コルチゾール、メラトニンが上げられます
深い睡眠時に分泌される「成長ホルモン」
子供の成長に欠かせないのが「成長ホルモン」ですが、
大人の身体のさまざまな細胞の再生にも
不可欠なホルモンになります
成長ホルモンには、
身体の成長
肌細胞の修復
疲労回復
脂肪の燃焼
代謝促進
等の作用があります
成長ホルモンは、
眠り始めのおよそ3時間に多く分泌されますが
睡眠後の最初に訪れるもっとも深い睡眠時に
一度に大量に分泌されます。
深い睡眠時に分泌が抑制される 「コルチゾール」
コルチゾールは夜間に血糖値を維持するために
分泌されるホルモンで
睡眠中でも新造や肺を動かしたり
カラダの細胞を修復するための
エネルギーを作っています
就寝直後の深い睡眠時に
コルチゾールの分泌が抑制され
深夜から朝にかけて分泌が進み 血圧や血糖値を上げ
カラダが活動しやすい状態にすることで目覚めを促します
就寝時刻の1~2時間前から分泌される 「メラトニン」
メラトニンは「睡眠ホルモン」とも呼ばれ、
身体のリズムを調整し、
睡眠を安定させるのに
大切な役割をもっています。
メラトニンは深部体温を下げて
睡眠を誘発させるホルモンで
目の網膜から入る光の量により
その分泌量は変化します
朝日を浴びてから
およそ15時間後には分泌量が増え
副交感神経を優位にして、
覚醒から睡眠に切り替え、眠りを促します
メラトニンは、日中は分泌が抑えられ、夜間に増加します。
睡眠時刻の1~2時間前から段々増えていき、
起床時刻の30分ぐらい前に最高値となり、
その後低下していきます。
ただし、夜間でも明るい光にさらされていると
分泌量が減ってしまいます。
安定した質の良い睡眠をとるためには、
少なくとも就寝の1~2時間前には照明を少し暗くして、
メラトニンがしっかりと分泌される環境を作ることが大切です