栄養は小腸で約90%吸収されます。
腸が不調だと、栄養の吸収効率が
悪くなるのは当然です。
腸による栄養吸収が上手くいかなければ、
以下のような症状が現れます。
●下痢
●お腹の張り
●体重減少
●疲労感
●おならが増える
●むくみ
●貧血
栄養の吸収が悪くなる原因として、
考えられることは
●腸内細菌のバランスが悪い
●腸の働きの低下
●胃酸の過剰分泌
●消化に必要な酵素の異常
●消化液の不足
●生まれつき消化管の壁や長さに問題がある
●胃や腸の病気
病気が原因でなければ、
●とにかく、良く噛むこと
●腸内環境を改善する食べ物を食べる
このことで改善することが多いです
簡単なように見えますが習慣として毎日続けるとなると、
なかなか難しいようです
栄養の吸収を良くするために、良く噛むこと!
良く噛む事で唾液が分泌され、消化を助けます。
唾液の中に含まれる、消化酵素のアミラーゼが糖質を分解し、
体内に吸収されやすい状態にするのです。
1口50回以上を目標にしてください
腸内環境を改善して、
腸内細菌のバランスを整えることは大切です。
腸内細菌の働きは様々ですが、消化・吸収に関しては、
以下のような働きをしています。
●消化・吸収の補助
多くの食物繊維は私達の体では消化できません。
腸内細菌が食物繊維の分解発酵をして、
吸収出来る状態にするのです。
●ビタミン類の合成
また、腸内細菌はビタミンKを始め、
多くのビタミン類を産生しますが、
ビタミン類の多くは栄養の吸収を助けます。
ですから、
腸内細菌のバランスを整えるということは、
栄養の吸収を行う上で、
とても重要な意味を持っているのです。
腸内環境を改善して、腸内細菌のバランスを整える方法を
以下に示します
●朝昼晩しっかりと食べる
朝の食事は腸に排便を促します
便秘を予防して腸内環境を整えるためにも
3食しっかりと食べましょう
※肉食を控え、水分を取り、寝る直前には
食べないことがポイントです
●善玉菌を増やすプロバイオティクス
プロバイオティクスとはカラダによい働きをする
生きた微生物を含む食品のことで
善玉菌を含む発酵食品や整腸剤などのことです
納豆、ヨーグルト、漬物、味噌、塩麹、キムチ、
チーズなどの発酵食品
●腸内細菌のバランスを整えるプレバイオティクス
プレバイオティクスとは
善玉菌の餌となり善玉菌を増やす食事成分のことで
オリゴ糖が代表格です
大豆、たまねぎ、キャベツ、ごぼう、アスパラガス、
はちみつなどに含まれています
●2種類の食物繊維で快便
水溶性食物繊維は水分を含んで便を柔らかくし
便秘の解消、有害物質の排出に役立ちます
海藻類、果実類、野菜類に多く含まれます
不溶性食物繊維は腸の動くを促進し便のかさを増し
きのこ類、豆類、穀類に多く含まれます
両者の理想的バランスは不溶性2:水溶性1です
●腸の働きを良くするオリーブオイル
オリーブオイルに含まれているオレイン酸は
便秘の改善に効果的な上
動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中の予防にも期待できます
その他ナッツ類や魚の油もカラダによい油としてあげられます
腸を健康に保ち
健康的な生活を送りましょう